私たちは、但馬という兵庫県内でももっとも田舎で商売をさせていただいています。田舎であればあるほど、生活者としていろんなことに関わらなくてはいけません。葬式が出れば役回りがあり、総事があれば草刈や、祭りの準備に出るなどなど…。私たちの生活は、地域の『おつきあい』を切り離しては考えられないのです。ですから、また私たちも地域の皆様のお役に立てることが私たちの使命なのです。
昭和45年に西村勝久会長が会社を立ち上げた当時、日本は均衡ある国土の発展にむけて、道路や河川などのインフラの整備にむけて国を挙げて取り組んでいました。私たちはその時流に乗って、建設会社として、その発展に微力ながら貢献でき、現在の工務店をつくることができました。そして地域の人々は、それほど不便のない生活を手にすることができました。しかし、いま地域に住む人たちが「生きがい」を感じて日々暮らすことができているでしょうか。残念ながらそうではありません。
いまこの社会に求められるのは、一人一人が生き生きと暮らす社会をつくることです。それは過去行ってきたインフラの整備だけでは実現できないことです。いまの現状に不平、不満ばかりをいうのではなく、自分たちがまず率先して地域社会を変えていくがもっとも大切なことです。
現状を打破し、よりよくしていこうとする積極的な態度のことを『建設的』と表現しますが、わたしたちは建設業である前に、建設的な会社になることが必要です。
いま私たちは、山、川、緑に囲まれた自然環境すばらしいところに住んでいます。しかし、この環境が将来にわたって、残される保証は一切ありません。私たちは近代的なすばらしい生活を享受しつつ、そして、未来の子どもたちのために、そしてこれから生まれくる世代のために、但馬に産まれてよかった、将来も住み続けたい、そう思える社会を築くことが私たちがもっとも果さなくてはいけない責任です。
まだまだ、わたしたちは未熟な存在です。しかし、自分たちの住む町をよくしていきたい、この思いだけは誰にも負けないつもりです。
これからもよろしくお願いいたします。
私たちは、そこに暮らす人々が、快適で安心していただける環境をつくることを最大の使命としています。すべての人が幸せになるよう、まごころをこめて仕事を行います。